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特集:ストーリーアナリスト
 
SAS is What?
 
SASのコンセプト
ストーリーアーツ&サイエンス研究所(SAS)は、ハリウッドのビジネスモデルやクリエイティブ・メソッドをもとに、世界のビジュアル・エンタテインメント・マーケットで確実に成果をあげ得る「世界標準(創造性+透明性+経済合理性)」のプロデューサーや様々なスペシャリストを育成するための教育機関です。
従来の画一的でイベント型のスクールやセミナーとは一線を画し、世界レベルで、知識や技術を創造的に使いこなす知恵と質の高いクリエイティブ・マネジメント能力を最大化するスキルを提供します。
SASには重点的に取り組む4つの次元があります。
  1. 一次元は意識とスキルの向上です。これはプロとしては当たり前のことであり、誰もが明確なキャリアビジョンを持たなければなりません。一番簡単なことでありながら、一番難しいことでもあります。オン・ザ・ジョブトレーニングも機能しておらず、実務レベルの教育の場がないのも一因です。

  2. 二次元はプロダクション・マネジメントの革新です。ハリウッドでは出資者や保証会社などの了解なく一円足りとも根拠のないお金は使えません。予算は日々パソコン管理され、そのレポートの提出も義務付けられています。一方、日本では予算も潤沢ではないにもかかわらず、製作管理は実にアバウトです。製作経理を導入しているところもまだまだ少ないのが現状です。

  3. 三次元は映画、TVのシナリオやTVゲームのストーリー分析とその評価手法です。これまで日本では、作家性重視の点からほとんどシナリオの客観評価が行われてなかったのではないでしょうか。しかし作品ごとに多額の製作資金が投入される以上、分析評価を行うことはハリウッドでは当たり前のことなのです。シナリオが何となく悪いということを気づくことは誰にでも出来ますが、その原因をロジカルに指摘できるスキルを持った人は日本にはほとんどいません。裏を返せば、ライターの力量を正確に計ることが出来ないということです。全体として日本のシナリオの弱さがここにあります。シナリオを如何に読み、如何に評価するかが今後重要になります。

  4. 四次元はエンタテインメントの世界標準=創造性×透明性×経済合理性の実践です。「もののけ姫」の公開後、宮崎駿監督が「映画の出資者に対して責任を果たすことがエンタテインメントの原則だ」と強調していました。その通りです。良い作品を創り、収益を上げ、利益配分をきちんと行いましょうということです。しかし、現実はその逆のケースが多いわけですからリスクマネジメントもしっかりしていなければなりません。
上記の点を実行していくためには、これまでの経験値だけを頼りにした取り組みではだめでしょう。プロといえども実務レベルの勉強をする機会が必要なのです。金融界のビッグバン同様、我々にもインターナショナルな現実があり、日本だけというローカルライズしたビジネスや人材では、今後世界のマーケットはもちろん日本国内でも通用しなくなると思っています。
 
 
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